FAQ
- 工事店の言っていることが正しいかどうか分かりません。工事はこんなに費用が掛かるものなのでしょうか?
すべての会社とはいいませんが『私は塗装の専門店です』と言いながら、本当は、塗装の知識しかないといった会社があるので要注意です。「お客様知っていますか?コーキング材の中には可塑剤が入っているので、コーキングした後に専用のプライマーで当社は施工しますから、 1年後も黒ずみ等は出ません…」というような塗装関係の話はできるのですが、家というものは全てのバランスで成り立っています。
シロアリ・内装・構造・断熱・換気・雨漏れなど、それらについての知識がないばかりに気管支炎やめまいが起きたなんていう住人の体調に影響することも多々あります。家も呼吸をしているのです。ですから、塗装よりも本当は洗浄の方が建物も傷めずに綺麗になるといった場合もあるのに、教えてくれないこともあります。
なぜでしょうか?なぜならそれは塗装の方が儲かるからです。しかし、上から無理やり塗装をすることで家の呼吸を止めてしまうと、逆に室内に湿気が溜りカビの原因になったり、家の寿命を短くしてしまったりということもあります。そういったこともキッチリ教えてくれる工事会社で施工したいですよね。
ですので、簡単に知識を見分ける方法は、『塗装以外の方法ですと何がお勧めですか?』と聞いてみることです。
- 塗装の場合は、一般的な水回りの商材を購入するのと違って商品メーカーで選ぶわけではないから、事前に職人さんの腕を確認したいのですが、方法はないでしょうか?
残念ながら、営業マンと職人が分かれている会社が多いため『対応してくれた人は話は細かく説明してくれたので良い人かと思っていたのに施工に来た人は…イメージと全然違った』なんてこともあります。
良心的な会社はお客様の見ている前で、チョーキングや鉄部のさび・樋の汚れなどの処理も「このように仕上げます」と契約前に実践して見せてくれます。「お試しで一部だけやってもらえますか?」と聞いてみてください。そこで技術の説明や綺麗に処理することができない会社はやめた方がよいでしょう。
- 会社の実績が分かりません。やはり有名なハウスメーカーに頼んだ方が良いでしょうか?
簡単な対応策があります。それは支払い条件を変えてもらうことです。『はじめに全額ください。そうすれぱ、割引させてもらいます』という会社はもっての他です。全額先に出してしまうと、後で補修工事が必要になった際などにも、すすんで応じてくれないことが多々あります。
ですので、はじめに40%、中間40%、完成時・確認後に20%というように分割払いにすることをお勧めします。しかし、お金を持ち逃げされたら困る…とはじめての会社でしたら思うこともあるでしょう。最近の工務店は倒産保険や着手金防止制度などに入っているところがほとんどです。ですので、工務店に「万が一、工事が途中で止まってしまったらどうなりますか?」と聞いてください。間違いのない会社は、当社はこのような制度に入っていますと説明してくれるはずです。
- 下地処理や施工方法が間違っているのか、合っているのか分からない。塗る面積が正しいのかどうか、塗料が適しているのか分からない。現在の工事が適した工事か調べる方法はありますか?
一般的には、きっちり㎡数を拾って出す会社がお客様にとって親切で分かりやすい会社だと思います。
しかし、実際、塗料の原価というのは人件費等に比べてごくわずかな金額ですので、人工(職人さんの数)が何日分でいくら+塗料代金というように出す会社も多いです。
では、対策はどのような方法があるでしょうか?
次の①〜④について確認してみるのがよいでしょう。
①保険・保証にしっかり入っている会社か?
中には保険すら入っていない塗装屋もいます。最近はどこのどのような保険に入っているか契約書に記載する会社も多いですが、そのような基本的なことができているか見ましょう。
②第三者機関の消費者窓口の記載があるか?
紛争解決センターなどの第三者窓口に入っていれぱ、その会社が問題を何度も起こしていれば除名されていますし、万が一のトラブルの際も間に入って交渉やアドバイスをしてもらえます。
③契約書や見積書に、その後の保証期間や保証範囲まで記載があり、きっちり説明をしたか?
後々のアフターフォローをしっかりやる会社は、自信あるため保証内容の説明をきっちりしてくれます。
④そしてその契約書が第三者機関に保管されているか?
ここは重要です。裁判で揉めた時や「5年後水漏れをした」といった際にどう施工をしたのか写真が残っていない、保証期間が分からないといったことがあると大変です。
また、『当社は、自社のソフトで管理しています』なんて言う会社も要注意です。揉めた時の裁判の相手方にその当時の写真をくださいといってももらえません。
ですから必ず『第三者機関のクラウド上で管理されているのか、契約書はどのように取り出すことができるのか』を確認してください。
いい加減な会社は、このような当たり前のことができていません。